
名詞(Noun)は人や物、場所、考え、感情などを表す言葉です。名詞にはいくつかの種類があります。
(1)可算名詞
1つ2つと数を数えることができる名詞を可算名詞と言います。名詞が単数で不特定なものを表す名詞の場合は名詞の前に冠詞の a / an がつきます。名詞が特定のものを表す場合は the をつけます。名詞が複数のものを表す場合には名詞の後ろに s / es をつけるます。
名詞が単数を表す場合
・a cat → the cat
・an apple → the apple
名詞が複数を表す場合
・a cat → three cats
・an apple → four apples
(2)不可算名詞
数を数えることができない名詞を不可算名詞と言います。不可算名詞は素材や物質といった形を持たないものや目に見えない抽象的なものを表します。前に冠詞がついたり後ろにs/esがついたりすることはありません。しかし、素材や物質はa glass of water(グラス1杯の水)やa bottle of water(ボトル1本の水)のように器などを指定して個数を表すことはできます。
・water
・cheese
・meat
(3)固有名詞
固有名詞は人名、地名、ブランド名といったや固有のものを表す名詞です。
・地名:New York, Taipei
・社名・ブランド名:Nike, Apple
(4)抽象名詞
抽象名詞は目に見えない概念や感情を表す名詞です。
・freedom
・relationship
・information
・music
(5)集合名詞
集合名詞はグループや集団を表す名詞です。
・team
・staff
・baggage
・furniture
名詞の使い方
名詞は主語・目的語・補語になることができる。
・目的語:I watch a movie. 「私は映画を見る」
・補語:This is a movie. 「これは映画だ」
単数を表す可算名詞の冠詞
単数を表す可算名詞の前には冠詞の a / an / the が置かれます。
(1)a / an (不特定なもの)
◯ a:子音で始まる単語
・a cat → the cat
◯ an:母音(a,e,i,o,u)で始まる単語
・an orange
(2)the(特定のもの)
「月が美しい」
・I met a boy. The boy is Charlie.
「男の子に会ったよ。その男の子はチャーリーだ」
複数を表す可算名詞へのs/esの付けかた
複数を表す可算名詞には、以下のようなパターンで後ろにの s / es が付きます。
① sがつく
ほとんどの名詞は後ろにsをつける
・pen → pens
② esがつく
名詞がs、ch、sh、x、oで終わる場合は後ろにesをつける
・a watch → watches
・a dish → dishes
・a box → boxes
・a tomato → tomatoes
③ yをiに変えてesをつける
名詞が子音+yで終わる場合はyをiに変えてesをつける
・a city → cities
④ f/ fe をvに変えてesをつける
名詞が f / fe で終わる場合は f/ fe をvに変えてesをつける。
・knife → knives
⑤ 不規則に変化をする
・a man → men
⑥ 変化しない
・a fish → fish