polyglotlab
英語の早期学習のメリット
幼児期は「音素識別能力（音を聞き分ける力）」がとても高く、早く学ぶほど外国語特有の発音やリズムを自然に身につけることができます。
◯外国語脳が育ち、スムーズに学習ができる
幼少期から外国語を学ぶと、外国語を外国語のまま理解する能力が育ちます。外国語を母語に直すプロセスを省くことができ、スムーズに外国語を理解することができます。
◯外国語を「聞く・話す」が得意になる
幼少期は耳と口の筋肉が柔らかいので、ネイティブのような発音やリズムを容易に真似ることができます。そのため、早く始めるほど、スピーキングに抵抗がなくなります。
◯脳の柔軟性が向上する
外国語学習をすると外国語と母語の切り替えをなん度も行うので、脳の実行機能が発達します。マルチタスク能力が鍛えられ複数の作業を同時に行うことが得意になります。
◯将来の選択肢が広がる
外国語ができると、海外留学や外国語を番う仕事に就職がしやすくなります。外国語の情報にも容易にアクセスできるようになるので、外国語が得意ということは世界で活躍するチャンスが広がります。
英語の早期学習のデメリット
幼少期は１つの言語をしっかり定着させることが大切です。家庭で母語を話さず、外国語ばかり使っていたり、母語の読み書きを十分に学ぶ機会がないなど外国語学習ばかりに偏ると母語の語彙力や文法が弱くなるリスクがあります。そのため、母語もしっかり学ばせることが重要です。
◯外国語が嫌いになる可能性がある
無理やり外国語を学ばせるとストレスになりやすいため、外国語を嫌いになってしまう可能性があります。勉強ではなく遊びやゲームと通して日常の中で自然に学ばせることが大切です。
◯費用がかかる
早期外国語教育はお金がかかることが多く、英会話教室でも月に１〜２万円程度、インターナショナルスクールでは年間で１００万円程度かかると言われています。そのため、YouTubeやアニメなど、コスパの良い方法を選ぶことが大切です。
◯中途半端になりやすい
幼少期に外国語を学んでも、続けなければすぐに忘れてしまいます。外国語を学び続ける努力をしなければ早期外国語教育が無駄になってしまいます。
まとめ
早期外国語教育はうまくやればとても有効です。第一に母語の学習を疎かにしないようにすることが大前提です。その上で、外国語で楽しく遊ぶという感覚を大切にして外国語の学習を継続していきましょう。
