【英語の基本】不定詞

　今回は英語の不定詞（Infinitives / to + 動詞の原形）について紹介します。不定詞は、名詞・形容詞・副詞の働きをする動詞の中で、文の中でさまざまな役割を果たす表現です。

不定詞の基本形

◯ to + 動詞の原形

・to eat
・to study
・to go

不定詞の３つの用法

（１）名詞的用法「〜すること」
　「〜すること」という意味で、主語・目的語・補語になります。

◯ 主語になる（S + V 〜）

・To study math is important.
「数学を勉強することは大切だ」

　※形式主語Itを使ってIt is important to study English.と言い換えも可能です。

◯ 目的語になる（S + V + O）

・I want to eat sushi.
「私は寿司を食べたい」

・Linus decided to go abroad.
彼は海外へ行くことを決めた」

◯ 補語になる（S + V + C）

・My dream is to become a doctor.
「私の夢は医者になることだ」

（２）形容詞的用法「〜するための／〜すべき」 　名詞を修飾し、「〜するための／〜すべき」という意味を表します。

◯ 名詞を修飾する

・I have a lot of homework to do.
「私はやるべき宿題がたくさんある」

・Marcie is looking for a book to read.
「マーシーは読むための本を探している」

（３）副詞的用法「〜するために／〜して」
　動詞や形容詞を修飾し、目的・理由・結果・感情の原因を表します。

◯ 目的「〜するために」

・Patty went to the library to study.
「パティーは勉強するために図書館へ行った」

・I work hard to succeed.
「成功するために一生懸命働く」

◯ 理由・原因「〜して／〜なので」

・I am happy to see you.
「あなたに会えて嬉しい」

・Charlotte was surprised to hear the news.
「シャーロットはそのニュースを聞いて驚いた」

◯ 結果　「〜の結果」

・Schroeder grew up to be a great musician.
「シュローダーは成長して偉大な音楽家になった」

・Violet woke up to find that she was late.
「ヴァイオレットは目覚めて、自分が遅刻していることに気づいた」

不定詞を使った重要表現

（１）疑問視 + 不定詞　「何を〜すべきか／どう〜するか」

◯ 疑問詞（what, how, when, where) + to + 動詞「〜するべきか」、「〜の仕方」

・I don’t know what to do.
「私は何をすべきかわからない」

・Can you tell me how to get to the station?
「駅への行き方を教えてくれますか？」

・Rerun doesn’t know where to go.
「リランはどこへいけばいいかわからない」

（２）It is.. to 〜「〜することは..だ」

◯ to〜を主語にすると長くなるので、Itを主語に置き換える

・It is difficult to solve this problem.
「この問題を解くのは難しい」

・It is important to be kind to others.
「他の人に親切にすることは大切だ」

（３）too〜to..「〜すぎて.. できない」

◯ too + 形容詞 + to + 動詞の原形で「〜すぎて..できない」

・This coffee is too hot to drink.
「このコーヒーは熱すぎて飲めない」

・Loretta was too tired to continue working.
「ロレッタは疲れすぎて仕事を続けられなかった」

（４）enough to〜「〜するのに十分な」

◯ 形容詞 + enough + to + 動詞で「〜するのに十分な」

・Emily is kind enough to help me.
「エミリーは親切にも私を助けてくれる」

・Linus is old enough to drive a car.
「ライナスは車を運転するのに十分な年齢だ」