
過去形(Past Tense)は「過去の出来事」や「昔の習慣」、「過去の状態」をあらわす表現です。つまり「〜する」ではなく「〜した」ということをあらわします。
一般動詞の過去形
一般動詞を用いた過去形の文は動詞を変化させて作ります。動詞を変化させる際にはの動詞の後ろにed(もしくはd)をつけて規則的に変化するものと動詞の形を変え不規則に変化するものの2つのパターンがあります。この文はすでに終わったことをあらわす表現になります。
規則動詞の過去形
◯ 動詞 + ed (もしくはd)
・play → played
・call → called
・want → wanted
edのつけ方
規則変化動詞へのedのつけ方には以下のパターンがあります。
① edをつけるだけ
動詞の後ろにedをつけるだけの基本的なものです。規則変化同士のうちで最も多く、以下の②〜④以外はほぼこれに該当します。
・want → wanted
・visit → visited
② dをつける
動詞の最後がeで終わる場合は動詞の後ろにdのみをつけます。
・live → lived
・hope → hoped
③ yを消してiedをつける
動詞の最後が子音+yで終わる場合はyを消して後ろにiesをつけます。
・cry → cried
・try → tried
④ 最後の文字を重ねてedをつける。
動詞の最後が短母音 + 子音の場合は単語の最後の文字を重ねてedをつけます。
長母音・二重母音 + 子音の場合は最後の母音を重ねないので注意が必要です。
・drop → dropped
・tap → tapped
不規則動詞の過去形
不規則変化には使用頻度の高い動詞が多くあります。下にまとめたものは、普段よく使うものなので覚えましょう。
・eat → ate
・get → get
・go → went
・have → had
・make → made
・take → took
一般動詞過去形の文
(1)肯定文
◯ 主語 + 過去形の動詞 + 目的語( + 場所/時間).
・Lucy ate sandwich last night. 「ルーシーは昨晩サンドウィッチを食べた」
・Linus and Rerun went to the park. 「ライナスとリランは公園に行った」
(2)疑問文
◯ Did + 主語 + 動詞の原形 + ..?
一般動詞過去形の疑問文はdidを用います。didを文頭におき、Did + 主語 + 動詞の原形 +..? のような形にすることで「あなたは〜したの?」のようにたずねることができます。疑問文にする際にはedなどをつけて変化させた動詞は元の形に戻します。また、答えるときはdid / did not (didn’t) を用いて答えます。
– Yes, I did. / No, I did not (didn’t). 「うん、したよ/いいえ、していないよ」
・Did Charlie eat pizza? 「チャーリーはピザを食べたの?
– Yes, he did. / No, he did not (didn’t). 「うん、食べたよ/いいえ、食べていないよ」
◯ 疑問詞 + did + 主語 + 動詞の原形 + ..?
また、疑問視を文頭につけることで疑問詞 + did + 主語 + 動詞の原形 + ..? 「何を〜したの?」、「いつ〜したの?」、「どこで〜したの?」のようにたずねることもできます。
– I studied math.
・Where did Sally go?
-She went to the park.
(3)一般動詞過去形の否定文
◯ 主語 + did not (didn’t) + 動詞の原形
一般動詞過去形の疑問文はdid not (didn’t) を用います。did not (didn’t) を動詞の前におき、
主語 + did not (didn’t) + 動詞〜. という形にすることで「あなたは〜していない」とすることができます。否定文にする際はedなどをつけて変化させた動詞は元の形に戻します。
・Charlie did not (didn’t) eat pizza last night. 「チャーリーは昨晩ピザを食べていない」
be動詞の過去形
be動詞を用いた過去形の文はbe動詞を過去の形に変化させて「〜だった」という形をあらわします。am / is は was に are はwere という形に変化させます。これらの文は過去の状態について説明します。
be動詞の過去形の文
(1)be動詞の過去形の肯定文
・ Miss Othmar was our teacher. 「オスマーさんは私たちの先生だった」
・ You were a member of the football team. 「あなたはフットボールチームのメンバーだった」
(2)be動詞の過去形の疑問文
be動詞を用いた過去形の疑問文はbe動詞の過去形 (was / were) を文頭において作ります。答える際にはwas / was not (wasn’t) を用いて答えます。
– Yes, she was. / No, she was not (wasn’t). 「はい、そうでした/いいえ、そうではなかった」
(3)be動詞の過去形の否定文
be動詞を用いた過去形の否定文はbe動詞の過去形 (was / were)の後ろに not をおいてwas not (wasn’t) / were not (weren’t)の形にして作ります。
過去進行形の文
過去のある時点での動作はbe動詞の過去形 (was / were) の後ろに動詞のing形をおいた形であらわします。現在進行形が「〜している」と言う意味をあらわすのに対して、過去進行形は「〜していた」という意味をあらわします。
→ I was reading a book.